ブロッコリーはがうつ病に良いと言うことをご存じですか?。
千葉大学とカゴメの研究グループは、
ブロッコリーにはうつ病の予防や再発防止に効果がある
と発表したのです。
さらに、
うつ病に最も効果があるのは、ブロッコリースプラウトですが、
ブロッコリースプラウトとはどんなものか?
ブロッコリーやブロッコリースプラウトがどうしてうつ病に効果があるのか?
あなたのために調べました。
うつ病にはブロッコリーが良い
2016年7月26日、千葉大学は同大学の社会精神保健教育研究センター・橋本謙二教授らのグループが、
ブロッコローなどに含まれるスルフォラファンが、うつ病の予防や再発防止に効果があることを突き止めた
と発表しました。
詳しく見る ⇒ 千葉大学プレスリリース
Yao W, Zhang JC, Ishima T, Dong C, Yang C, Ren Q, Ma M, Han M, Wu J,Suganuma H, Ushida Y, Yamamoto M, Hashimoto K.
Role of Keap1-Nrf2 in depression and dietary intake of glucoraphanin confers stress resilience in mice.
Scientific Reports 6: 30659 (2016).
橋本教授らは、うつ病の原因には炎症や酸化的ストレスに関わる転写因子Nrf2 の異常が関与していることを明らかにていますが、2013年から、東北大学の山本雅之教授や(株)カゴメと共同で、転写因子 Nrf2 を活性化する化合物として、ブロッコリーに含まれるスルフォラファンがうつ病に有効だということを見いだしたのです。
実験では、
- 大きさの異なる2種類のマウスを同じケージで飼育
- 大型マウスに毎日10分間、小型マウスを攻撃させる
- 小型マウスは「社会的敗北ストレス」によりうつ病状態になる
のだそうです。
事前に
ブロッコリーに含まれるスルフォラファンを注射
することによって
うつ病の発症が抑制された
という結果が得られたのだそうです。
その作用機序としては、
- うつ病では、脳内のNrf2 活性が低下しストレス耐性なくなりうつ症状が起きている
- スルフォラファンはNrf2 活性を高めストレスに耐えることでうつ病を抑える
ということなのですね。
橋本教授は、
- スルフォラファンはブロッコリーなどに含まれる化合物なので安心して食べられる
- 野菜や魚などバランスの良い食事はうつ病を予防できる
と述べています。
ブロッコリーに含まれるスルフォラファンの摂取によってストレス耐性ができるのです
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うつ病に良いブロッコリーのスルフォラファンとは
スルフォラファン(SFN)は、アブラナ科の野菜、特に、ブロッコリーなどに含まれる天然の化合物です。
でも、
実は、私達が良く食べるブロッコリーには僅かしか含まれていないのです、、、。
ブロッコリスプラウトにはスルフォラファンが多量に含まれる
しかし、
ブロッコリーの種を発芽させた、ブロッコリースプラウトには、ブロッコリー1kgにも相当する大量のスルフォアランが含まれています。発芽3日目のブロッコリースプラウトでは、通常のブロッコリーの7~20倍ものスルフォラファンが含有量があるのです。
スプラウトというのは、「植物の新芽」の意味で、ブロッコリースプラウトというのはいうなれば、ブロッコリーのモヤシです。
最近はマーケットの野菜売り場でも、アルファルファ、緑豆などのスプラウトと一緒によく見かけ、サラダのトッピングなどにも使われますし、ハンバーガーなどの具材としても使われます。
手に入らないときには、楽天市場でもいろんな種類のスプラウトが販売されています。
ブロッコリースプラウトには様々な効果がある
スルフォラファンは、植物内では、前駆物質のスルフォラファングルコシノレートとして存在しており、口に入れて咀嚼することなどで加水分解されてスルフォラファンに変化するのですが、
スルフォラファンには抗酸化作用が有り、坑酸化作用は3日間も持続するといわれています。
スルフォラファンの強い抗酸化作用により、スルフォラファンには、
- アンチエイジング作用
- 免疫亢進作用
- 抗がん作用
があることが明らかになっています。
坑酸化作用により、活性酸素を除去することからアンチエイジングや抗がん作用があるとされるのですが、さらに遺伝子の突然変異を抑制するMMTS(メチルメタンチオスルホネート)という物質が含まれることから、抗がん作用あるのではないかと最近の研究で明らかになっていますし、糖尿病にも効果があるといわれています。
うつ病に良いスルフォラファンを効果的に摂取する方法
スルフォラファンを効率よく摂取するには、ブロッコリースプラウトが最も良いでしょう。
上にも書きましたように、加水分解されて活性化されますから、よく噛んだり、刻んだりして細胞を破壊して食べるのほうがより効果的です。
熱にも強いので、生が苦手な人は、さっと火を通しても良いでしょう。
スルフォラファンの含有量はブロッコリースプラウトよりは少ないのですが、ブロッコリーを食べるときには、切ってから5分くらい放置し、前駆物質からスルフォラファンが生成されてから調理すると良いそうです。
うつ病に良いブロッコリーの成分
うつ病に良いとされる食品は様々ありますし、うつ病は生活習慣病とも言われ、食生活の乱れも原因の一つと言われますから、きちんとした食事をすることが大事です。
今回紹介した、スルフォラファンもブロッコリーやブロッコリースプラウトとして摂取するのが良いのですが、野菜がどうしても苦手、ブロッコリースプラウトが手に入らない、という場合にはブロニコが良いかも知れません。
ブロリコ研究所は東大と共同で、
ブロッコリーにわずかにしか含まれない希少成分であるブロリコの抽出に成功しています。
さらに、
イマジングローバルケア社と東京大学との5年間の共同研究により、2008年にブロッコリーから希少成分を発見し、ブロリコという健康補助食品を開発しました。
ブロリコは免疫細胞を活性化させますが、その中でも白血球の20%を占めるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)と好中球を特に活性化させます。そして、その活性効果は他の食品成分よりもはるかに高いことが実証されています。
アガリクス(β-グルカン)の50倍、メカブフコイダンの60倍、DHAの70倍、アサイーの240倍、プロポリスの1000倍以上の免疫活性化作用を有しています。
ということで、凄い成分のようです。
2011年に実施した、ブロリコの人における1ヶ月の臨床試験では、平均10%のNK細胞の活性化が確認さたことが確認されています。
そして、
ブロリコの摂取により多くの症状改善と予防効果があったと報告しています。
- 胃炎
- 口内炎
- 風邪
- 倦怠感
- 脂漏性湿疹
- 歯ぐきの出血
- 眼精疲労
- 花粉症
- ニキビ、肌のつや、皮膚の状態
- 精神的ストレス
詳しく見る ⇒ ブロリコ研究所
今回ご紹介したように、ブロッコリーには精神的ストレス
ブロッコリーは苦手という人も少なくないのですが、頑張って食べてみませんか
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