産後には多くの産婦がマタニティーブルーを経験しますが、産後うつに移行する産婦も少なくありません。
熊本地震から1ヶ月半が経過しますが熊本では産後うつが急増しているそうです。
産後うつは早期に気づいて対応すれば未然に防ぐことができるのです。
産後うつは周りの人の心遣いで防ぐことができるのです.
熊本地震後に産後うつが急増
熊本地震から1ヶ月半が経過しようとしている。
5月23日のTBS系JNNのニュースによると、地震発生後には産後うつの患者が急増しているという。
4月14日の地震の前後に出産した母親の中には、地震に起因するストレスから精神のバランスを崩し、産後うつの疑いがある産婦が地震前に比べて2倍に増えており、熊本市内の産婦人科病院では、周囲の助けが必要と、警鐘を鳴らしている。
熊本地震から1ヶ月半を経過し、地震前後の出産した産婦や新生児が1ヵ月検診の時期を迎えており、熊本市内の、日本一の出産数を誇る産婦人科病院では、産婦の精神状態を把握するためにアンケート調査を行っているが、その調査により、地震後に産後うつの急増が判明した。
病院では、
- 理由もなく不安感があるか?
- 悲しくなることがあるか?
などのアンケート調査を行い、産後うつになる前の段階で見つけ出し、産後うつにならないように支援する体制をとっているが、産後うつの恐れがあると判断されて心理士との面談を必要とした産婦が地震前の2倍に増えたのだそうだ。
まだ散発的な余震が続く熊本では、
新生児を抱えた産婦は、「何かあった時には赤ちゃんも連れて避難しなければならない」との心配から、普通の人の2倍の不安があるのだ、と産婦人科医の河上医師は説明する。
- 地震がおさまらず落ちつかない
- 家の片づけと子どもの世話で疲労がたまっている
など心労の他に、の他に、
自分自身と乳児のの他にも、産婦ならではのストレスがかかる!
母乳が出なくなったらどうしよう、、、
通常の状態でも、「母乳が出ない」ということで、
私は母親の資格がない!
として自分を責め、産後うつに移行してしまう産婦も少なくないのです。
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産後うつを防ぐには相談が一番
産婦人科医の河上医師は、産後うつを防ぐには、
産婦が遠慮せずに相談できるよう、周囲の協力が必要
だと訴えています。
- 産婦は必ず何らかのシグナルを送ってくれないと分からない
- 周りヒトはそのシグナルに気付かなければいけない
と力説しています。
「心配なことがあったら言ってね」
というような些細な心遣いでも産婦には大きな心の支えになるようです。
相談窓口を利用しよう
現在の日本では核家族化が進み、夫婦二人での生活が一般的になってしまいました。
しかし、以前は、
- お祖母ちゃん
- 母親
と同居することが一般的でした。
お祖母ちゃんも、母親も出産経験者で、妊娠中の悩みや、分娩後の悩みの相談も、出産経験者ではならではのアドバイスがあり、育児が初めての産婦でも安心して暮らせることができたのです。
核家族の生活では、夫は朝早く出勤したまま、夜は遅く、育児の相談をしたところで適切なアドバイスなど得られるはずはなく、産婦の悩みは益々深くなってしまうのです、、、。
産後うつの前兆では、アドバイスを得ただけで改善することも希ではありません。
- 自分の悩みを周囲のヒトと共有する
- 周囲のヒトは産婦に悩みに気づいてあげる
この2つのお互いの心遣いが産後うつを防ぐことができるのです。
産後のうつ状態であるマタニティーブルーが長引くのなら、無料相談窓口に悩みを聞いてもらうのも産後うつを防ぐ良い方法です。
くわしく見る ⇒ 産後うつ病なら早めに相談窓口へ
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