今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた けんぞう です。
今日も科学的根拠に基づいた精神疾患関連の情報をお伝えいたします。
はじめに
WHOの報告では世界のうつ病の患者数は3億人を超え、
年間に約80万人がうつ病が原因で自殺していると報告されています。
厚生労働省の患者調査では、平成26年に医療機関を受療したうつ病の患者数は112万人と平成11年の44万1,000人より15年間で2.5倍以上にも増加し、
海外よりは少ないものの、
日本人の15人に1人は生涯にうつ病を経験するといわれています。
特に近年は、
働き盛りの世代でのうつ病患者が増えており、
うつ病により休職では収入が減少して生活費や住宅ローンの返済などにも影響が及ぶことが少なくないのです。
病気や休職のために生命保険や住宅ローンの団体保険に加入するのですが、
うつ病だと保険に入れる?
うつ病では保険に入れない?
どうなのでしょうか。
うつ病は保険加入時に告知義務がある
生命保険や住宅ローンを借りるときの団体信用生命保険に加入するときには告知書を記入しなければなりません。
告知書とは、
- 所定の病気に罹患したことがある
- 特定の病気の治療中である
ことを記入するものです。
告知書の病気の項目については精神疾患は必ず含まれています。
その精神疾患の詳細は保険会社や金融機関によって異なるようですが、
- 精神病
- うつ病
- てんかん
- 自律神経失調症
- アルコール依存症
- 薬物依存症
- 知的障害
- 認知症
などのようです。
このような疾患で、
過去3~5年間の間に2週間以上に亘り医者の治療や投薬を受けた場合には必ず告知しなければなりません。
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うつ病の告知義務違反では保険は下りない
うつ病はほとんどの場合で告知が必要で、
保険会社では精神系の疾患は最もリスクの高い病気としてとらえているのです。
特にうつ病は、
- 長期療養がが多い
- 再発が多い
- 自殺の可能性が高い
考えられ、
保険に加入する際にうつ病の病歴はかなり厳格に審査され、
うつ病では保険に入れないことが多いのです。
告知は自己申告制で、医者の証明書などは必要ありません。
したがって、
「うつ病になったことはない」
と申告しても加入時には嘘は発覚しないようです。
しかし、
嘘の告知をすると
「告知義務違反」
となり保険金をもらえないばかりか、
払った保険料も一切戻ってきません。
告知義務違反は必ず発覚してしまいます。
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うつ病でも入れる保険がある
うつ病では一般的な生命保険に入ることは難しいようです。
現在は治療をしていなくても過去5年以内にうつ病で受診していれば告知書に記入しなければならず、保険に入ることが難しいのです。
しかし最近、
条件付きで契約できる保険も出てきています。
「特定疾病不担保」という条件が付く保険では、
特定疾病に指定された病気やケガは保障の対象外になりますが、その他の疾病は保証されるのです。
例えば、
うつ病で加療中でも加入できる特定疾病不担保」の生命保険では、
うつ病による死亡では保険は下りませんが、
うつ病とは関係のないがんや心臓病による病気やうつ病とは関係がないとみなされた交通事故での死亡時には保険金がおりるのです。
うつ病でも入れるアクサダイレクトの保険
アクサダイレクト生命の「アクサダイレクトのはいりやすい定期」における精神疾患の告知では、
- 統合失調症
- 躁うつ病
などは告知しなければなりませんが、うつ病については告知は必要がありません。
さらにアクサダイレクトでは、
うつ病などの精神疾患でもだいじょうぶな就業不能保険を発売
しました。
詳しく見る ⇒ アクサダイレクト・プレスリリース
この「アクサダイレクトの働けないときの安心」では、
うつ病で就労できなくなっても、
就労不能となった状態から回復するまで通算18回を限度として給付金が付与されるのです。
月額保険料は安く設定されており、
- 保険期間・保険料払込期間が65歳満了
- 就業不能給付金月額が10万円
の場合で契約年齢が満20歳の場合では、
- 男性:1,550円から
- 女性:1,230円から
と、驚くほど安いのです。
- うつ病だから生命保険に入れない!
- うつ病になったことがあるから保険に入れない!!
そう思ってはいませんか?
うつ病でも入れる保険があるのです。