うつ病では経験が豊富な医師でも常に正確な診断をするのは非常に困難だといわれています。
それは、
- 肺炎はレントゲンで
- 不整脈は心電図で
- 高血圧は血圧値で
適格に診断することができるのですが、
うつ病などの精神疾患では確定診断ための形態や数値がないからです。
慶応大学の医学部精神神経科では、
うつ病をより科学的に診断をすることを目指し、
うつ病の病態を明らかにする研究を開始したことを明らかにしました。
この研究では、
抗うつ薬で十分な効果が認められないうつ病患者の参加を募集しており、
参加したうつ病患者は、
- 大学病院でしかできない高度な検査
- 最先端の反復経頭蓋磁気刺激療法による治療
を受けることができるとしています。
慶応大学はうつ病を解明する研究を開始
慶応大学の医学部・精神神経科は、
うつ病をより科学的に診断することを目指し、
うつ病の根本的な病態を明らかにする研究を開始したと発表しました。
詳しく見る ⇒ プレスリリース
この研究では、
- 抗うつ薬で十分な効果が認められない13歳以上のうつ病患者
を対象にして、
- 診断基準のDSM5
- 詳細な問診
- 脳波や 頭部MRIなどの高度な検査
によって、
うつ病を正確に診断して評価
を行うとしています。
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うつ病の最新の治療も受けられる
慶応大学は、
この研究に参加するメリットとして、
大学病院でしかできない高度な検査を受けることができる
ことだけでなく、
患者が希望すれば、
最先端の反復経頭蓋磁気刺激療法による治療も受けられる
としています。
この研究に参加すれば、
検査や治療の費用が無料であるだけでなく、
- 研究謝礼8,000円
- 公共交通機関の交通費
も支給されるのです。
診察や治療は、
- 慶應大学病院と周辺施設
期間は、
- 4日間で1日3~4時間
詳しく見る ⇒ 参加してみたい
研究に参加すると、
メールや電話で研究の詳細な説明を受けたあと参加日時を決定します。
受診日には、慶應大学病院のTMS外来を受診してうつ病の診断検査を受け、
参加条件を満せば、
別日に脳を調べるMRI検査とTMS-EEG検査を受けてうつ病を正確に詳細に診断するのです。
そして、希望すれば、
rTMS(磁気刺激)を用いるうつ病の最新の治療をおこなう試験に参加することもできるのです。
うつ病で抗うつ薬の治療を受けているにもかかわらず期待した改善が見られない、、
というのであれば、
主治医と相談して、参加してみたらいかがでしょうか?
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