うつ病で眠れないならチェリージュース
気分が落ち込んだうつ状態の時には夜になかなか眠れません。
よく眠れない不眠はうつ病でよくみられる症状の1つで、
- 入眠困難 なかなか眠れない
- 途中覚醒 途中で目が覚めてしまう
- 早朝覚醒 朝早く目が覚める
- 熟眠障害 眠りが浅く熟睡できない
というようなことや、
- 過眠 寝過ぎてしまう
など、うつ病の9割の人が睡眠の問題を抱えているといわれます。
睡眠とうつ病の関係は、
睡眠障害が先かうつ病が先か、、ということもあるのですが、
ということや、
などと、うつ病と不眠は密接な関係にあるのです。
- 眠れない、、
- 目が覚めてしまう、、
と医者に訴えると、
直ぐに睡眠薬を処方してくれます。
しかし、睡眠薬を飲んでも睡眠障害は解決しないのです。
さらに、
高齢者では睡眠薬の常用は痴呆になりやすいともいわれているのです。
眠れないならタルトチェリージュースが良い
アメリカのルイジアナ州立大学のJ研究グループは、
不眠症の治療にはタルトチェリージュースが良い
という研究論文を発表しています。
Pilot Study of the Tart Cherry Juice for the Treatment of Insomnia and Investigation of Mechanisms.
詳しく読む ⇒ 原著論文
研究では、
50歳以上の不眠症患者を2つに分け、
- 普通のジュース
- チェリージュース
を、
- 240mlを1日に2回
- 2週間
にわたって飲ませ、
- 睡眠状態を評価(ポリグラフ検査と質問票)
したのです。
その結果、
チェリージュースは睡眠時間と睡眠効率を高めた
ことが分かったと報告しています。
チェリージュースを飲んだ群では、
- 睡眠時間が84分増加した
- 睡眠質問票において睡眠効率が上昇した
というのです。
研究グループは、
チェリージュースはトリプトファン分解酵素を阻害して不眠症を改善した
と推察しています。
Sponsored Link
タルトチェリージュースとは
チェリーといえば日本ではサクランボのことですが、
今回の研究で使われたチェリーは、モラモランシー種(タルトチェリー)といわれるサクランボのジュースです。
タルトチェリーはアメリカやカナダ、フランスなどで栽培されているサクランボで、酸っぱいサワーチェリーのひとつです。
タルトチェリーには、
- アントシアニン(ポリフェノール)
- メラトニン
が豊富に含まれているのです。
アントシアニンは、抗酸化作用のあるポリフェノールですから、
アンチエイジング作用や抗ストレス作用が期待できるのです。
そして、
メラトニンは、睡眠ホルモンともいわれ脳内物質なので、ストレスを和らげ心地よい眠りに導くのです。
Sponsored Link
タルトチェリージュースはうつ病にも良い
研究グループが述べたように、
チェリージュースにはトリプトファン分解酵素が含まれる
ことから、
タルトチェリージュースはうつ病にも良いのです。
うつ病では脳内のセロトニンが減少することが大きな原因です。
ですから、
うつ病の治療薬の多くは脳内のセロトニンを増やす作用のある薬剤なのです。
セロトニンは体内でトリプトファンというアミノ酸から作られるのですが、
トリプトファンは体内では合成できないので食品から摂る必要があるのですが、
食品から取り込まれたトリプトファンを分解酵素が分解してしまうのです、、、。
タルトチェリージュースには、
トリプトファン分解酵素を阻害する作用があることから、
セロトニンも順調に作られるというわけなのです。
うつ病で眠れないならマインドガードもお薦め
以前にお薦めしたように、
うつ病で眠れないなら、
睡眠薬よりトリプトファンを豊富に含んだサプリメントが有効です。
食品で不足しがちなトリプトファンを補給することにより、
セロトニンやメラトニンがたくさん作られるからです。
うつ状態で不眠に悩む方から支持を受けているのがマインドアードです。
マインドガードは天然材料で作られ、セロトニンの合成を促進するトリプトファンが豊富に含まれる製品です。
トリプトファンが多い → セロトニン作られる
ということで、
- セロトニンが作られる → うつ病が治る
- セロトニンが作られる → 不眠症が治る
という効果が期待できるのです。
うつ病におけるセロトニンの不足は、
- ストレス
- 不安
- 睡眠不足
などが原因となりますが、
トリプトファンを増やすことにより、
たくさんのセロトニンが作られ、
メラトニンも作られ眠れないが解消されるのです。