ジャンクフードの食べ過ぎでうつ病のリスクが58%も上昇

ジャンクフードについつい手が出てしまう人は多いのです。

ジャンクフードといわれるハンバーガー、ピザ、カップラーメン、スナック菓子などには習慣性があり、無性に食べたいという衝動に駆られるのはあなただけではないのです。

しかしジャンクフードは、「クズな食べ物」といわれるように、高カロリー、低栄養、高塩分で栄養価のバランスも悪く体には良くないのです。

ジャンクフードの食べ過ぎは、肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病を引き起こしますが、

オランダの研究グループは、

ジャンクフードの食べ過ぎはうつ病のリスクを58%も上げる可能性がある

という研究報告をしました。

あなたは週に何回くらいジャンクフードを食べていますか?

 

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ジャンクフードの食べ過ぎでうつ病のリスクが上がる

ついつい食べてしまうジャンクフードですが、

ジャンクフードの食べ過ぎは、高血圧や糖尿病を招き、血管障害を引き起こすことが明らかになっています。

また、毛細血管の障害がうつ病の原因の一つであるともいわれており、

ジャンクフードの食べ過ぎがうつ病を引き起こす可能性もあるとの説もあるのです。

 

オランダの研究グループは、

血管障害とうつ病との関係について調査し、

ジャンクフードの食べ過ぎはうつ病のリスクを58%も上げる可能性がある

という研究結果を発表しました。

 

Keeping the heart healthy by avoiding junk food may also ward off depression:
Tiny blood vessel damage caused by poor diets disrupts mood chemicals and increases risk by 58%

詳しく読む ⇒ コチラ

 

研究グループは、

血管障害に関係する712の研究論文を横断的に解析し、

血管障害とうつ病の関係を調べたのです。

 

研究では、

40歳以上の男女、4万3,600人について、

血管障害の有無とうつ病の発症を調査したのです。

4万3,600人中9,203人がうつ病と診断されていたのですが、

 

毛細血管の障害とうつ病との関係については、

  1. 毛細血管に障害がある人ではうつ病リスクが58%高い
  2. 毛細血管の障害で脳卒中を患った人ではうつ病リスクが30%高い

ということが分かったというのです。

 

研究グループは、

毛細血管などの微小血管系は脳をはじめ体の重要な部分に酸素を送り届けているが、

ジャンクフードの摂りすぎは高血圧や糖尿病を引き起こし微小血管系の障害の原因であることから、

ジャンクフードが毛細血管などを傷害しうつ病の原因になっているというのです。

 

この論法はやや三段論法のような気もするのですが、

2008年にメルボルン大学の研究者は成人のうつ病の多くは微小血管疾患によって引き起こされるとの仮説を提唱しており、

毛細血管の破壊は、多くの場合において高血圧および糖尿病によって引き起こされ、ジャンクフードの食べ過ぎは高血圧や糖尿病の重要な原因であることから、否定はできないのです。

 

鳥取大学の研究グループは、「β-ヒドロキシ酪酸がうつ病を改善する」との研究論文を発表しており、高血糖に伴うβ-ヒドロキシ酪酸などのケトン体の低下がうつ病の発症に関与している可能性もあるのかもしれません。

 


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ジャンクフードは生活習慣病のリスクを上げる

ジャンクフード(junk food)とは、安く手軽に食べられる、高カロリー、低栄養、高塩分など、栄養価のバランスを欠いた加工食品のことで、ファストフードやスナック菓子のことをいいます。

junkとはクズやガラクタという意味です。

 

 

英国食品基準庁は、ジャンクフードを「高カロリー、高塩分、または多量の砂糖を含んだ食品」と定義していますが、

世界保健機関(WHO)は、

カロリーが高く微量栄養素の少ない食品を肥満のリスク増加と関連付け、肥満は糖尿病、心血管疾患、がんと関連あるとして、

ジャンクフードの食べ過ぎは、肥満や糖尿病などの生活習慣病の原因になるとの勧告を出しています。

 

2011年に、アメリカの600もの消費者団体は、マクドナルドに対して、

子供へのジャンクフードの販売中止や景品の付与を要請し、イギリスの食品基準庁は子供向け広告を制限し、16歳以下を対象としたテレビ番組ではこれらジャンクフードのの広告が禁止されているのです。

 

ジャンクフードのグルテンはうつ病の原因?

ジャンクフードが問題なのは、生活習慣病を引き起こすだけでなく、

今回紹介した論文のように、うつ病などの精神疾患の原因になるのです。

 

このサイトで紹介した、小麦粉はうつ病の原因なのかの記事は読んでいただけだでしょうか?

詳しく読む ⇒ 小麦粉はうつ病の原因なのか

 

 

ウィリアムス・ディビス氏は「小麦は食べるな!」という衝撃的な本を出版しましたが、

アメリカとカナダで130万部も売れたのです。

 

小麦粉の成分であるグルテンは、

グルテン過敏症を引き起こし、

  • 頭痛
  • 低血糖
  • 体力低下

などの身体症状とともに、

  • うつ病
  • ADHD
  • 統合失調症

などの精神的な症状もみられるというのです。

 

テニスのジョコビッチ選手は試合中に、度々襲われる謎の腹痛や体調不良で優勝に至らなかったのですが、

実は深刻なグルテン過敏症であり、

食事から一切の小麦粉を抜くというグルテンフリーを実践し選手として蘇ったのです。

 

『ジョコビッチの生まれ変わる食事』ジョコビッチでは、その理由や実践の方法を紹介していますが、

 

こう語りかけています、

とにかく、2週間、グルテンを完全に断つ。
そして、15日目にパンを少しだけ食べて様子をみてほしい。
その時、あなたの体は何を語りかけるだろうか?

 

完全なグルテンフリーは難しそうですので、

  • 食パンを全粒粉のパンに替える
  • 白米を玄米に替える
  • うどんを粗挽き蕎麦にする

ということならできるのではないでしょうか?

 

ジャンクフードの食べ過ぎは生活習慣病である肥満、高血圧、糖尿病を引き起こし微小血管に障害を与えることはもはや明らかなことです。

 

小麦に含まれるグルテンが脳内の神経伝達物質を阻害し、うつ病、学習障害、発達障害、統合失調症などと密接に関係していることも次第に明らかになっています。

 

ジャンクフードの食べ過ぎなど、食生活を少し見直してみませんか?

 


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