産前や産後にはほとんどの妊婦さんがマタニティーブルーを経験します。
マタニティーブルーは妊娠や分娩にともなう急激なホルモンの変化によるよるものですから心配はありません。
しかし、マタニティーブルーから産前うつ病産後うつ病になる妊婦さんが増えているのです。
産前うつ病や産後うつ病は赤ちゃんにも悪影響を与えるので是非とも予防したいものです。
産前うつ病や産後うつ病を予防するにはヨガが効果的です。
ヨガは心を落ち着かせて、脳内のセロトニンの働きをよくするからです。
あなたもヨガで産前うつ病や産後うつ病を予防してください。
ヨガは産前うつ病の予防に良い
妊娠中は生まれてくる赤ちゃんへの期待で幸せいっぱいのはずなのですが、
精神的に不安定になってしまうのが産前うつ病です。
産前うつ病は産後うつ病と同じように、
- 情緒が不安定でイライラしたり周りに当たってしまう
- 涙もろくなる
- 物事を悪い方に考えてしまう
- 良く眠れない
などの症状が現れます。
産前うつ病は産後うつ病と同じように、赤ちゃんや母体のどちらにも身体的、精神的に悪影響をおよぼすので是非とも予防したいものです。
中国の第二軍医大学の研究グループは、
産前うつ病の予防にはヨガの呼吸法や瞑想が良い
との研究報告を発表しています。
Yoga for prenatal depression: a systematic review and meta-analysis.
詳しく読む ⇒ コチラ
研究グループは、
産前うつ病におけるヨガの効果を評価した過去の論文について総合的な解析をおこなったのです。
その結果、
ヨガを実施した妊婦では産前うつ病の症状が有意に低下した
ことが確認され、
- 身体的運動を中心とするヨガ
- 瞑想や深いリラックスを促す統合ヨガ
の2種類のヨガの効果を比較したところ、
瞑想や深いリラックスを促す統合ヨガでよりうつ症状の低下が確認された
のです。
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マタニティーヨガで産前うつ病や産後うつ病を予防しよう
ヨガの起源は4000年から5000年前のインドに始まりました。
その後、次々と継承され、海外に渡り、さまざまな流派が作られたことから、
ヨガにはたくさんの種類があり、内容のバリエーションもさまざまです。
- 体を鍛えることに重心を置いたヨガ
- 瞑想を中心としたポーズを取らないヨガ
など、運動量や目的もさまざまなバリエーションがあります。
マタニティヨガとは、名前のごとく妊婦のために考えられたヨガです。
- 妊娠中の体を健全に保つ
- 出産に向けて柔軟性と体力や筋力を養う
- 妊娠中の不安定な心身を穏やかにし出産への不安を和らげる
などの効果を目的にしたものです。
マタニティーヨガは、母体だけでなく胎児にも良い影響を与えるといわれています。
また、多くの妊婦と一緒になってヨガをおこなうことで、人とのふれ合いも妊娠中の心配やストレスを緩和してくれるのです。
マタニティーヨガは、医療機関やクリニックでもおこなっているところもありますが、
などは全国的な組織で各都道府県で教室を開いていますから、
近くの教室を探してみたらいかがでしょうか?
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