リヴァのうつ病復職支援で職場復帰する人が多い
うつ病の最終目標の一つは、「職場復帰」です。
うつ病で休職した社員が職場復帰しても50%が再発して再び休職してしまうそうです。
さらに、
2回目の職場復帰では70%、
3回目の職場復帰ではなんと、90%が休職してしまうそうです。
しかし、リヴァのうつ病復職支援によって職場復帰する人が増えているそうです。
リヴァの職場復帰プログラムを調べてみました。
うつ病の復職支援をするリヴァとは
うつ病の復職や再就職の支援を行っているを(株)リヴァは、2016年10月に、うつ病など気分障害のヒトの再就職支援に特化したトレーニング施設を東京・品川にオープンするとプレスリリースしました。
詳しく見る ⇒ リヴァのプレスリリース
リヴァは、2011年にうつ病の患者の復職支援施設をオープン以来、復職支援施設を都内に2ヵ所、再就職支援施設を1ヵ所解説しています。
- オムソーリ高田馬場 (うつ病の社会復帰支援施設)
- オムソーリ御茶ノ水 (うつ病の社会復帰支援施設)
- ハビトゥス市ヶ谷 (うつ病の再就職支援施設)
- ハビトゥス品川 (うつ病の再就職支援施設)
10月に解説する、品川のうつ病の再就職支援施設を含めて、4施設になるのですが、どの施設もキャンセル待ちの状態だそうです。
リヴァの企業理念は、
リヴァでは、仲間とのつながりや、新たな出会い等を通じて、
価値観の再発見や「自分らしい生き方」を見つめなおす機会の提供をしていきます。そして、
ひとりでも多くの人が、より豊かな人生の歩みを始められるよう取り組んでまいります。
ですが、
平成28年4月の法改正において、「障害者の法定雇用率の算定に精神障害者が加わった」ことによって、企業における精神障害者雇用のニーズが高くなり、従来の施設だけでは対応ができなくなっているのだそうです。
リヴァのうつ病復職支援プログラム
リヴァのうつ病の復職支援プログラムは、休職中と離職中で分けられています。
- うつ病で休職中のヒト向けのプログラム : オムソーリ(omsorg)
- うつ病で離職中のヒト向けのプログラム : ハビトゥス(hubitus)
オムローリとは、スウェーデン語で「悲しみや幸せを分かち合う」という意味だそうで、仲間と分かち合い、絆を深めて職場復帰を目指そうという願いが込められているそうです。
ハビトゥスは、態度、外観、装い、様子、性質、習慣などを意味する言葉で、社会科学者のブルデューが用いた言葉で、過去を否定することなく、これまでの習慣も尊重しつつ、新たな考えや行動、習慣を身に着けて、今後の人生を歩もうという目標だそうです。
リヴァのうつ病復職支援プログラム・オムソーリ
オムソーリでは、うつ病がある程度改善し、日常生活を送れるようになった後に、復職に向けて、
- 心理療法
- コミュニケーショントレーニング
などの専門的なプログラムを実践することによって、うつ病の再発を予防し、スムーズな復職にもっていきます。
週5日、9時に出所し、様々なプログラムを仲間と一緒に実行し、17時に退所するという、復職後の生活リズムを想定したプログラムです。
具体的な内容は、4段階からなるようです。
- 疾病理解・ストレス対処ストレスやうつ病の症状に対する心理学的アプローチに基づいた対処方法を学んで実践し、ストレスを解消し、うつ病の再発を防ぎます。
プログラムにはグループで取り組むことで他の人との比較や、ヒントを得ることができるため、より自分自身への理解が深まり、自分なりの対処方法を習得できます。 - 生活リズム週5日、決まった時間に通所することで、自宅に籠もっていたときの生活の乱れを直し、復職に向けての生活リズムを整えます。
生活の基本は、「食事」「運動」「睡眠」でり、自分の課題に合わせてプログラムを実践します。 - 実践スキル企業の研修で使われるプログラムを実施し、職場と同じように限られた時間で結論を出すトレーニングをします。
生じた葛藤やストレス対し、他のプログラムで学んだ対処法を実践に近い状況で試すことができるのです。 - キャリア仕事に対する価値観や、5年後の理想の自分を想定して「復職」がどんな一歩になるかなどを他のメンバーと共に考え、「復職」の意義や、働く大事さを再確認します。
気になる料金は
内容が気に入っても、問題は料金です。
いくら内容が良くても、休職中のあなたに払えない料金であれば参加は不可能です。
しかし、、、、
約900円/日
で、利用期間は、3~9ヵ月だそうです。
毎週5日通所しても、
- 1週間で4,500円
- 1ヵ月で18,000円
です。
料金は、前年度の所得によっては月額の上限が設定されるので、離職中の人は無料になるケースが多いそうです。
- 社会復帰者数 : 393名 (2011年6月~2016年7月までの実績)
- 就労継続率 : 83.9% (就労後6ヵ月時点で就労の継続率)
1ヵ月18,000円位の費用で、職場復帰でるのであれば、安いと思いませんか?
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独りでの職場復帰は難しい
うつ病の治療の原則は、
- 休養
- 薬物治療
です。
しかし、休養と薬物療法でうつ症状が軽くなったからと言って復職しても、復職が成功するとは限りません。
上に挙げた数字のように、復職に失敗する人の方が多いのが現状です。
休職後に、
- 職場復帰しても50%が再び休職
- 2回目の職場復帰では70%が再々休職
- 3回目の職場復帰で90%が再々々、休職
どうしてこんなに職場復帰率が低いのでしょうか?
理由は簡単です。
うつ症状が改善したといっても未だ働ける状況ではない
からなのです。
と語るのは院長の深間内文
うつ症状が改善しているのは、
ストレスのない自宅ではうつ症状が改善した
のであって、復職して職場のストレスがかかれば容易にうつ症状に戻ってしまうのです。
自宅でうつ症状が改善しても、
働くリズムができていない
のです。
休職が長引くと生活リズムが乱れ、朝起きられない、昼夜逆転、やる気が起きない、などで引きこもりになってしまいがちです。
このような状態で復職したとしても、前回と同じパターンで再休職してしまうパターンが多いのです。
職場復帰にはトレーニングが必要
職場復帰には復帰に向けたトレーニングが必要です。
足を骨折したマラソン選手が、ギブスが外れたからといって翌日から大会に参加で知るでしょうか?
骨が付いてギブスが取れたといっていきなり走り出したら、骨は再び折れてしまうでしょう、、、
再びマラソン大会に参加するには、ギブスを付けていた期間を大幅に上回る復帰に向けたトレーニングが必要なのです。
うつ病における職場復帰も同じことなのです。
うつ症状が改善したといっていきなり職場復帰したら、大きなストレスによって再びうつ病臥再発してしまうことは容易に想像がつくのではないでしょうか?
職場復帰するには、復帰に向けたトレーニングが必要なのです。
職場復帰のトレーニングは独りではできない
職場復帰のためのトレーニングは独りで行うことは困難でしょう。
なぜなら、
職場は団体生活の場所
だからです。
うつ病で休職していた間は、接するのは、家族と医者だけでした。
家族も医者もあなたが病気だとして優しく、軟らかく接してくれていたことでしょう。
しかし、
職場は時間との勝負です。
職場は団体生活の場です。
あるときには殺気だって議論することもあるし、ミスは許されません。
自宅で、時間にとらわれずに、自分勝手に生活していたために、生活のリズムは乱れていることでしょう。
職場復帰したら、朝の9時から夕方の5時まで、ほとんど休むことなく働かなければなりません。
職場復帰のためのトレーニングは独りで行うことは困難でしょう。
なぜなら、
- この程度でいいや、、
- 次に回そう、、、
と妥協したりしてしまうことが多いのですが、
一番の理由は、
団体生活に馴染む必要がある
からです。
うつ病からの脱却では対人関係の問題を解消することが重要だからです。
先日お話ししましたように、
今日お話ししたように、リヴァのうつ病復職支援プログラムでは非常に高い職場復帰率です。
あなたもできる!
あなたならできる!
あなたに合ったうつ病復職支援プログラムをまた探してご紹介したいと思います。
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