新型コロナで高校生の30%がコロナうつと判明！
今日もご覧になっていただきありありがとうございます。
臨床の経験はないのですが20年以上にわたって製薬会社で新薬の研究開発を行っていた医学博士の けんぞう です。
今日も科学的根拠に基づいた精神疾患関連の情報をお伝えいたします。
はじめに
先日は徳島大学の調査で、
ということをご紹介しました。
新型コロナによる緊急事態宣言で、
若い世代にコロナうつ状態が広がっているというのですが、
国立成育医療研究センターの調査で、
高校生の30%がコロナうつだということが判明しました。
新型コロナウイルス感染で高校生の30％がうつ状態
徳島大学の調査では、
- 18％の人が治療が必要なうつ状態
- 48.1%の人が心理的ストレスを感じている
ということが判明し、
39歳以下の若い世代では特に心理的ストレスが高い
ということもわかったのですが、
子供から大人への成育医療を研究している国立成育医療研究センターの調査で、
高校生の3割にうつ症状が見られ早急な対応が必要
ということが判明しました。
国立成育医療研究センターは、
- 新型コロナ感染が拡大した昨年11～12月に、
- 小学4年～高校生の計715人にインターネットで、
- 近直1週間の心の状態の調査
を行ったのです。
その結果、
- 小学生 ： 15％でうつ症状
- 中学生 ： 24％でうつ症状
- 高校生 ： 30％でうつ症状
と診断され、
高校生で最もうつ症状が深刻であることが分かったのです。
中でも、
- 死んだ方がいいと思う ： 6％
- 髪の毛を抜くなどの自傷行為 ： 16%
など、深刻な状態であり、
国立成育医療研究センターでは「早急な対応が必要だ」と危機感を募らせているのです。
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子供のコロナうつが配なら子供相談窓口へ
新型コロナの流行で産後うつ病が倍増しているにも書いたように、
コロナうつは子供だけでなく妊産婦や大人でも問題になっており、
筑波大学の災害地域精神医学研究グループの調査では、
新型コロナで80%の人がストレスを感じている
ことも判明しているのです。
今回の国立成育医療研究センターの調査でも、
保護者(3,600人)の29％でうつ症状が確認されていたのです。
親の精神状態は子どもに大きく影響するため大人も心のケアが必要ですが、
子供は、
- ストレスを自覚する
- ストレスを発散する
ころがうまくできないため、周囲の手助けが必須なのです。
子供の気持ちを充分聞いてあげることが必要なのです。
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まとめ
ですG
国立成育医療研究センターでは【悩みを抱えている子どもの相談窓口】として、
「チャイルドライン」： 0120（99）7777、毎日午後4～9時（ただし18歳まで）
を設けていますので電話するように薦めるのも良い方法でしょう。
